2008年05月22日

込み栓・01

k2004_0925_kabe005.jpg込み栓のことで、刻む場合に、2材を引き合うように、込み栓の穴あけはしなければならないと棟梁からはよく聞く。引っ張られたときに、ただ外れなければよいというだけのものではなく、胴付きをぴったりと付け続けるためには、打ち込むときにテンションが掛かるように打ち込むことが重要ということ。
そのために二材の穴位置はわずかに引き勝手にずらして刻むことが必要なんだと。後からドリルで穴あけして込み栓を打ってもいづれガタがきてしまうから、そういうものは込み栓とは言わないという指摘である。これは、まったくその通り、と考るほうがよい。
  続きを読む
posted by 太郎丸 at 19:54 | Comment(0) | 木耐-接合部 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年03月14日

柱脚部の工夫・その3

プレートやボルト類の金物を使わずに、合板やビスを使って、柱脚部の引き抜き対策としたものを見てみたい。合板も厚いものの入手が容易になったこともあり、面材としての使い方ばかりでなく、接合部材としての工夫も見られる。
 

  

BOWSは25mm程度の合板を台形状にして、土台の下端から差込み、それに柱をわなぎ、ビスで合板に留めつけている。ビスで土台と合板を一体化させ、逆T字形の部材としての構成になり、土台の曲げに対しても効果があるように思われる。


 

続きを読む
posted by 太郎丸 at 16:31 | Comment(0) | 木耐-接合部 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年03月07日

柱脚部の工夫・その2

 柱の足元をどうやって固めるのかで壁の耐力が決まってしまうといってもよい。2回の大会に出場の壁の主な仕様をちょっとまとめてみた。


金物を用いた、柱脚の引き抜きの対策を見てみると
1)鋼板(薄い 厚い)
2)ホールダウン金物
3)ボルト
4)タイロッド 
などがある。また、
5)合板+ビス 
という組み合わせのものもあり、金物を基本的に用いないという考えでは、
6)込み栓
7)雇い材  などがあった。

 
続きを読む
posted by 太郎丸 at 20:23 | Comment(0) | 木耐-接合部 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年02月07日

柱脚部の工夫・その1

耐力壁の耐力はどこで決まるのか。壁を構成する合板などの面材であったり、筋交いなどの斜材などが重要な要素であることはもちろんなのだが、どんなに壁の部分が頑強であったとしても、柱脚の足元部分に生じる力をうまく処理できないと、かつてK??1でボブサップにノックアウトされた曙状態になってしまう。

陸田式耐力壁(第7回予選)で、提案者の歯科医である陸田さんは、軸組の内法に受け材を打ち、両面にラワン合板を打ち付けた真壁風の耐力壁で出場した。一見するだけでは強そうな壁なのである。
しかし、結果は最大荷重4.8KN(480kgf)と期待のほども耐力が出せなかった。なぜか、柱脚と柱頭、特に柱脚部分の丸込み栓が簡単に破断してその耐力が決まってしまったためだ。丸込み栓の径は15φ程度、材質はホームセンターなどで売られているラミン材と思われた。壊れた端部以外の壁そのものにはほとんど損傷がないだけに残念。しかし、耐力壁としての機能としてはその壁本来のもっていたであろう力を出せず、という結果となってしまったわけだ。

 
続きを読む
posted by 太郎丸 at 19:35 | Comment(0) | 木耐-接合部 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする